クロコダイル革製品について

当店で取り扱っている全てのクロコダイル革製品は「ワシントン条約”CITES”」の規定に基づき、適法に輸入された革製品を用いて作られた製品となります。

ワシントン条約(CITES)とは、絶滅のおそれがある野生動植物の過度な国際取引を防ぐための条約です。
1973年3月3日にアメリカ・ワシントンD.C.において採択され、日本は1980年に、タイでは1983年にそれぞれ同条約を締結しています。

クロコダイル革製品のお取り扱い注意事項
天然素材一枚革のバラツキ
本品は天然素材のクロコダイル革を使用しております。バラ傷や色ムラは革本来が持っている素材の特性ですので予めご了承下さい。
また、一枚の革でも革質は均一ではありませんので、シワやキズの入り具合も同じ商品の箇所によっても異なる事がございます。
色移りの注意
特に白系の製品には衣類の染料が革に色移りすることもございます。(デニム等)
水気・溶剤の厳禁
水気・水分に弱いため、濡れた場合などはすぐに拭き取って下さい。シミの原因となります。
シンナーなどのアルコール系溶剤の使用や水で丸洗いすることはおやめ下さい。
変形や変色
気温や湿度の高い所に、長時間放置すると変形や変色、カビが生じる場合がございます。
紫外線を長く浴びると、変色することがございます。
クロコダイル革製品のお手入れ方法
シャイニング仕上げ(艶あり)の場合

シャイニング加工製品の場合、馬毛ブラシやナイロン製の布で拭いた場合、細かい傷がつきやすいので、汚れは柔らかい布・クロスやコットンなどで優しく拭きます。円を描くように軽く撫でる感じで拭くのがポイントです。
また、雨や水分がつくと表面がふくれて、水ぶくれやシミができ易い性質がありますので、濡れた時には時間をおかず、やわらかい布で軽くポンポンと吸い取るように取って下さい。

特にクロコダイルのシャイニング仕上げは、マット仕上げに比べて、革本来の風合いを最優先するため表面はデリケートになっています。したがって、表面の退化・変質を防ぐ意味でも、メンテナンスのクリームやスプレーなどを使用することはおススメしておりません。

マット・セミマット仕上げ(艶なし)の場合

ホコリや軽い汚れの場合は柔らかい布やコットンなどで優しく拭き取ります。
シャイニング加工製品と同様に円を描くように軽く撫でる感じで拭くのがポイントです。
縫い目や段差に汚れが付いている場合には、馬毛ブラシで軽くブラッシングするとスムーズに取り除けます。

また、市販のマットレザー専用クリーム等を使用する事でマットレザーの高級感を残しつつ、革に栄養を与え、被膜のように革を覆って傷や汚れから保護してくれます。